4月を迎え、新しいスタートを切った方も多いのではないでしょうか。
私の所属する同窓会の期は4月ではないのですが、この出会いの季節。
折角ですから、今回は役員の募集について書きたいと思います。
以前にも書かせていただきましたが、同窓会の役員募集は…まあ難しいです。
ということで、何が障壁、条件になっているのか考えてみましょう。
逆に申し上げれば、この障壁を崩すことができればきっと役員候補者が殺到する(?)はずです!
ボランティアで引き受けてくれる方
イトウ
母校側に事務局がない限り、役員が自ら事務局を兼務することとなります。
交通費や軽食代程度の多少の役員手当はよいと思いますが、役員自らが給与に近い金額を貰うという行為が認められる環境は少ないです。
いくら一生懸命に運営を行っていたとしても、自身への利益供与と捉えられれば避難の的となるでしょう。
もし、給与を支払うのであれば、役員ではなくアルバイトやお手伝い職員として同窓会側が雇用する方がクリーンです。
役員が多額の手当をもらう場合には、規定において内外にこの金額を捻出すると記載し、総会で承認を貰う必要があります。
時間のとれる方
これも当然と言えば当然。
ですが、厳密にいえば時間をご自身でコントロールできる方です。
どんなに仕事や家事に時間を取られようともそれを生きがいとされる方はいます。
しかし、ボランティアという性質上、生活に支障をきたすような入れ込み方は依頼する側としても避けなければなりません。
例えば、小さいお子さんを抱えるような方や、急遽呼び出しがかかるようなお仕事の方。
時間のコントロールはやはり困難ですよね。
そんな方をお呼びして、
「皆忙しい中、頑張っているんだから!」
というセリフだけは決して言わない様に。
母校の近くに住む方
非営利の団体ということでは、PTAや町内会、マンションの管理組合も同様ですが、これらは基本的には地域コミュニティから成り立つもの。
支部を設けている大型の同窓会なら別ですが、大多数の同窓会は母校を拠点に活動しております。
イトウ
以前同窓会のために飛行機で通うという役員さんがいらっしゃいましたが、交通費もかかり、会の負担となります。
これらは事前に内規で交通費の上限を設けて、トラブルを避けましょう。
また近年はメッセージツールやテレビ会議など、遠隔地でもコミュニケーションを取れるようになりました。
イトウ
実務能力の高い方
それ以外の要素を満たした上での条件とはなりますが、大きな混乱を招かないためには
「戦力として活躍できる人」が好ましいのは言うまでもありません。
と、いうのは同窓会業務というのは多岐にわたり、名誉職として就任されると、こんなはずじゃなかった…となるケースが多いからです。
あえてここで「母校愛の強い方」を条件にしていません。
と申しますのは…母校愛が強いが、実務能力が低いパターンですと、他の役員のモチベーションを下げる可能性があるからです。
どんな組織にもいますよね。
自分では何もしないけど、口だけはうるさい方。
企業であればお給料をもらっていますから、我慢もできます。
しかし、同窓会役員は慈善事業。
さらにPTAや町内会と違ってコミュニティに入らなくとも、何らダメージはありません。
イトウ
妻
ということは人間関係のトラブルが起きたら、辞める役員を引き止める術がないということになります。
また、こういう時に限ってトラブルを起こした側は、
「ボランティアでやっているのだから、文句は言わせない!」
とボランティアを盾に使います。
これでは組織は回りません。
イトウ
まとめ
いかがでしょうか。
4条件を書かせていただきました。
- ボランティアで引き受けて頂ける方
- 時間の取れる方
- 母校の方に住む方
- 実務能力の高い方
イトウ
妻
この4条件、かなり難しいと思いますよね。
しかしながら、同窓会維持のためには役員を集めるしかないのです…!
ということで次回はこの4条件を満たす方へのアプローチ方法を書きます!
イトウ
妻
イトウ
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