意識高い系に終止符を打つことにしました…その2。【同窓会コンサルタントのコラム】

こんにちは!同窓会コンサルタントのイトウ(@dosokai_ito )です。
 
 

長かった。

10年もの時を経て、ようやくここから抜け出します。

また、何の話なのよ…。
前回までのあらすじ
今まで過去を一切明かしてこなかったイトウ。実は「意識高い系」であったという全く意味のないカミングアウトをした。若手起業家の活躍に憧れ、結果の「ヒルズ族」の社員となった私。夢いっぱいの社会人生活が幕を開けようとしていた。
意識高い系に終止符を打つことにしました…その1。【同窓会コンサルタントのコラム】

これさ、上の文も自分で書いているんだよね?
恥ずかしくない?

イトウ

若気の至りよ、いいじゃないの。

いや、書いているのは現在でしょ…。

と、いうことで22歳。

当時流行り始めた「意識高い系」への階段を順調に上り始めたイトウ青年なのでした。

前回同様、定義を明記します。

ここでは実力が備わってないのに意識「だけ」高いヤツを意識高い系と呼びます。

イトウ

行動に移している方は除外です!

懇親会で憧れの社長に会う

USEN内定直後に懇親会へ招待されました。

他者からも内定を頂いていましたが、迷うことなく出席。

懇親会には「ヒルズ族の兄貴」こと、宇野康秀社長が来席されるからです。

参考 宇野康秀フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

そして当日、歓談している宇野社長を発見。

イトウ

あっ!社長ーーー!

ツカツカツカ…

バッ!

「宇野社長、名刺交換させてください!」

意識高い系なイトウは、自作の名刺をいつも持参していたのです。

快く承諾いただき、宇野社長の名刺をGET。

イトウ

皆、羨ましいだろ~!

その晩、早速にお礼のメールをしました。

すると翌朝。

 

「頑張ってください!期待しています。」

 

なんと、宇野社長からのメールが入っているではないですか!

ライブドアショックが起きた時に、個人で95億円もの支援をした超大物社長です。

これから自社の社長になる方とはいえ、そんなすごい方とメールのやり取りができるなんて。

嬉しくて嬉しくて、周りの友人に見せびらかしまくっていました。

今考えると、社長のメールを見せるなんて、社会人失格。

個人情報もへったくれもありません。

イトウ

SNSが今ほど流行っていなくて本当によかった…。

キラキラした会社に内定し、社長ともメールでつながった。

ヒルズ族の一員となれる…!

そう、イトウ青年は有頂天でした。

衝撃の新卒研修

3月31日

入社式の前日、私はとにかく興奮していました。

風呂につかりながら、TOP営業として表彰される自分を思い浮かべます。

脳内のイメージでは広いフロアで拍手され、宇野社長から表彰状を受け取っています。

イトウ

毎年3月31日になると、あの時の感情が蘇ってきます…。

しかし当時はリーマンショックが弾けたばかり。

そんな甘い世界ではないというのは社会人になってから嫌というほど知らされるのですが、そんなことはどこ吹く風。

ひたすらにイメージトレーニングを続けていました。

イトウ

俺は凄い、凄いんだ…ブクブクブク…。

名刺獲得キャンペーン


4月1日。

入社式を兼ねた研修会を迎えます。

会場に700人くらいはいたでしょうか。

大きなホテルのホールで3日間、名刺交換の仕方や営業のシミュレーションをしながら同期たちと交流を深めました。

そして3日目にはUSEN名物と言われた「名刺獲得キャンペーン」。

30名ほどのグループに分かれ、朝から主要な駅へ集合します。

そこから夕方までひたすら飛び込みで名刺交換をしてくるという、超体育会系な企画です。

イトウ

うおおお!

ここで私は70枚ほどの名刺を獲得し、グループのトップに立ちました。

確かグループ2位の子が40枚程度でしたから、倍近い結果を残したこととなります。

しかし、上には上がいるもの。

全国800人のトップとして表彰された同期は、なんと100枚もの名刺を集めていました。

イトウ

なんだあのバケモノ…。

聞けば、前日夜から居酒屋に連絡を入れ、名刺の用意をお願いしていたそうなのです。

コンプライアンスという言葉は当時もありました。

会社は夜に営業しろ、などと言うわけもありません。

これは彼が個人的に工夫し、努力した結果です。

同じ会社に入ったのにこの差は何だろう。

そこまでコミットできる同期に強く嫉妬し、先ほどまで天狗になっていた自身を恥じました。

社会人になって僅か3日間です。

しかし、自身のふがいなさと、競争社会の厳しさを痛感させられたイベント。

それが「この名刺獲得キャンペーン」でした。

ビジネスマンとしての幕が上がったその瞬間、既に競争は始まっているのです。

このペースで書くと、100年経っても終わらないよ?

イトウ

もうこの後はそんなに書くことないよ!このイベントは特に覚えていただけだから

書くことないのかよ…。

そう、この意識高い系のお話。

もう少し書きますが、この後内容は薄くなっていきます。

理想と現実のギャップ、環境の変化。

様々なものがイトウの枷…いや都合のいい言い訳となり、意識と行動が乖離していきます。

結果、ここから「意識だけ高い系」をこじらせていくことに。

イトウ

…って書いていたら文字数が多くなっちゃった!次回へ続きます!

行動、伴ってね。
 
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