すでに2回に渡り親バカなことを書いております。
今回は第3弾。
イトウ
妻
イトウ
乗れるようになるヒント
前回の記事では、初めて自転車の補助輪を外し、隣駅の公園と往復したエピソードを書きました。
往復した距離はおおよそ2km。
時間にして30分×往復=1時間です。
それ以前に補助輪付の状態で漕いだのは半日といったところ。
この後の午後練習で、見事補助輪ナシにて漕げるようになるのですが、以下がカギだったのでは?と前回書きました。
1.褒めまくり、洗脳をした。
2.モチベーションの維持を工夫した。
3.サドルの下部を持って、速度を出した。
イトウ
1と2はマインドのお話ですが、3はテクニックのお話です。
速度を出すことには危険が伴いますから、強くは勧めません。
しかしながら、速度を出したからこそ乗れるようになったというのはあると思います。
イトウ
妻
自転車に乗れたのは我が子にとって間違いなく成功体験です。
しかし個人差もありますので、どうかその子にあったご支援を。
イトウ
昼食を食べて、いざ午後練習
Youtubeで「自転車 乗り方」などと検索すると山ほど動画が見つかります。
教え方、正しかったのかな?
と、不安になることもありましたが、大きな差異はないように感じました。
因みに見ていたのはこの動画。
イトウ
要約すると、こんな感じでした。
1.ペダルを取って漕がないところからスタート
2.ブレーキ操作を覚える
3.補助しながら漕ぐ
イトウ
それを踏まえ、午後は近所の河川敷へ行くことにしました。
河川敷にはサイクリングロードがあり、道も開けています。
ロードバイクやランナーが走っていますが、大人が一緒にいればぶつかることもないでしょう。
と、練習を始めたその直後。
あれ?さっきより乗れてる??
午前中と同様にサドルの下部を持ちながら自転車を押しますが、何やらバランスが取れている気がします。
先ほどよりアップダウンの少ない、舗装された平らな道。
我が子は道が大幅に広くなり、ハンドル操作によって身体の傾きを補正していました。
右に倒れそうになったら、ハンドルを左へ向けるといった感じです。
イトウ
試しにサドルから手を放してみます。
パッ!(手を放す)
・
・
・
…グラグラグラ…
わわわっ!(我が子の声)
バッ!(サドルを掴む)
イトウ
時間にして2秒ほどでしょうか。
確実に父の手を離れ、自分で進んでいました。
この後に10回か20回。時間にして30分ほどでしょうか。
同じことを繰り返し、繰り返し。
手が離れた時間…2秒がやがて3秒に差し掛かるかという頃、私は妻に連絡をしました。
イトウ
「もうほんとにできちゃうよ!」
今見返しても、私の思いがストレートに反映されている言葉だと思います。
我が子はもう自転車に乗れる、という確信がこの15時03分にあったのです。
この場所に来て貰いたい、だから早く来てくれ。
我が子の人生最大の成功体験を見届けてくれ。
そんな焦り、怒り…そして歓喜。
様々な感情が、このメッセージに込められていたと思います。
そして、これを送った数分後、我が子は父の手を離れ、悠々と自分の足でしっかりと自転車を漕いでいました。
イトウ
https://twitter.com/dosokai_ito/status/1133006596118700032
この動画は乗れた瞬間ではありません。
しかし、乗れたであろうその瞬間を私は撮っていました。
イトウ
…私にとっても我が子にとっても、今後の人生でこれ以上の感動はあるのでしょうか。
この世に生を受け4年。
低身長に悩まされ続けて3年。
ついつい周りの子と比べ、自分の子も大きくならないかと願う日々…。
そしてそんな自分たちに嫌気が刺す時もありました。
今書いていても涙が出る程の感動です。
親の手を離れ、自分の足で自転車を漕ぐ我が子。
そしてカメラに夢中だった私は気がつかなかったのですが、動画には微笑む妻が写っていました。
イトウ
妻
この日、妻には最高の母の日プレゼントができました。
何故自転車に乗ることができたのか
我が子の事を書くと興奮気味になってしましますが、改めて自転車に乗ることができたことを振り返ります。
こうすればできる!というものではありませんが、同じ悩みを持つ保護者の力になれれば幸いです。
イトウ
精神面
以下は結果論ですが、子どものやる気持続に努めました。
タイミングを逃さずチャレンジした。
→我が家の場合は、仲のいいお友達が自転車に乗れたというのがきっかけでした。本人にやる気や焦りといった感情が芽生えている内に、即自転車購入&乗車と行動に移したのは良かったと思います。いずれ…は行動に移さなければ来ないのです。
補助輪ナシが当たり前と思わせた。
→これはマインドコントロール…でしょうか笑。補助輪ナシはカッコいいと意識を植え付けて、練習に挑ませました。本人も補助輪アリは嫌だったようです。
モチベーション維持の工夫をした。
→自転車練習を練習とさせるのではなく、移動手段として便利であることを強調しました。公園に早く行ける、素敵な荷物も積める。これらは自転車本来のメリットですよね。
イトウ
テクニック面
続いてテクニック面はこんな感じだと思います。
狭い道を最初に進んだ。
→これも結果論ですが、補助輪ナシで進んだ道の道幅は4mほど。ハンドル操作はせず、身体だけでバランスを取っていました。後に広い場所ではハンドル操作ができるため、より簡単に乗れたのではと推測しました。
速度を出すことを良しとした。
→転ぶこともありましたが、ある程度は速度を出さないと車体が安定しません。妻は慎重派でしたが、私はスピード推奨派。思いっきりサドルを押して速度を出した結果、車体をまっすぐに保てるようになっていました。
漕ぎはじめをキックにした。
→ついつい我々はペダルを漕いで進むことを当たり前にしていますが、小さい子は別。動画のように最初はキックで進み、その後ペダルを漕ぐ流れとしました。教えて分かったのが、両足を地面から話してペダルに乗るという動作が修得上のネックになること。バランスが取れるようになってからペダル操作の順番で教えると良いでしょう。
イトウ
ストライダー、いる?
また、一番多く頂いたコメントにお答えします。
すごい!!うちの子も4歳で最近自転車が欲しいと言い出したんですが、最近はストライダー(?)とかペダルのやいやつから始めた方がいいとか聞いて悩んでいました。これはうちの子も深く考えず普通に自転車を買ってあげてみようかなと背中おされます,,,!
— まめこ (@maruma_rumame) May 31, 2019
ストライダー、皆さんご存知でしょうか。
トレーニングバイクといわれている、ペダル無しの二輪車です。
我が家も3歳の誕生日にプレゼントしていました。
しかしながら、本人は全く乗らず。
イトウ
近所の公園に行くにも歩いた方が早いので、私もあまり乗らせていなかったのです。
宝の持ち腐れであったことは間違いありません…。
実際に我が子もストライダーを得意とはしていませんでした。
恐らくストライダーに乗った方がバランス感覚は養われるのでしょう。
しかし、それ以上に親子共に高いモチベーションで練習することが大切だと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
3回にもわたって奮闘記を書かせていただきました。
自転車に乗れる、乗れない。
得意、不得意は人それぞれかと思います。
ただ我が子は、小さくても自転車に乗れることを証明してくれました。
身長とバランスは、少なくとも我が子には関係ありませんでした。
運動は得意ではないのかな、と思っていた私は反省しっぱなしです。
ぜひ、保護者の方もお子さんの可能性を広げてあげてください。
イトウ
イトウ
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