そろそろ秋も深まり、文化祭・学校祭・学園祭の季節ですね。
先日、私の所属する同窓会に、文化祭の学生実行委員から一通のメールが届きました。
お世話になっております。
○○大学 ○○祭実行委員会の××です。~中略~
差し迫ってのお願いで恐縮ではございますが、
今年度のオープニングセレモニーにご臨席していただけますでしょうか。また、壇上にて一言在学生に対してメッセージ(3分程度)を頂戴できますと幸いです。
~以下略~
イトウ
と9月末ごろに思ったのですが、できればもう少し早く連絡を頂きたかった…。
例年のことなので、役員の多くが「あの日は誰か壇上に立たなければ」と思ってはいましたが、「今年は呼ばれないんじゃない」という声もちらほらありました。笑
とはいえ学生さんなので、全然OK。
自分が学生時代には依頼文章すら書けていないですし、それだけで立派。
連絡が来たからには在学生のために頑張らなくては。
私の同窓会は役員全員が社会人なので、急いで担当を決め、スピーチ原稿の作成に取り掛かります。
通常は会長や副会長など要職の方がイベントへ出席されると思いますが、他の役員の都合がつかず、急きょ呼ばれてしまったという方もいらっしゃるでしょう。
そんな時に対応できるよう、本日は学園祭・文化祭で使える同窓会役員のスピーチ内容を一緒に考えます。
一言一句違わずの丸パクリOKです。
大きな声でスピーチしてくださいませ。笑
同窓会役員の挨拶のポイント
学生時代を思い出すと、沢山の思い出が詰まっている文化祭。
在学生にとっては、準備を重ねた学校生活の集大成ともいえます。
特に最上位学年にとっては、迫る卒業前の最後の大イベント。
ぜひ頑張ってもらいたい、という気持ちを込めてスピーチしましょう。
しかしながら上記のメールにも「3分程度」とあるように、
在学生にとっては偉い人や来賓の方からの挨拶ほど退屈なものはありません。
長くなりすぎないよう、簡潔にエールを送るのがベターです。
また他の来賓と異なることは、自身もこの文化祭の経験者であるということ。
少しだけご自身の思い出などを語ると、在学生の心にもきっと響いてくれるはずです。
文化祭であれば他の式典とは違い、かしこまった挨拶にする必要はありません。
ご自身の言葉で表現されてください。
【冒頭部分】感謝を忘れずに。
冒頭では他のイベントや式典同様に、挨拶や自己紹介、開催に対しての感謝を伝えます。
皆さま、こんにちは。
ただ今、ご紹介に預かりました○○会の××です。
本日は第〇回文化祭にお招きいただきましてありがとうございます。
無事本日の文化祭開催に至り、心よりお祝いを申し上げます。
【中盤部分】在学生にねぎらいを。
もし1分程度や、簡単なご挨拶との指示があるようでしたら、
冒頭と結びだけでも十分に誠意は伝えられます。
文化祭での挨拶はセレモニー的要素が強いので、来賓に言葉をもらうことがメイン。
挨拶が短くなっても問題はないはずです。
2分以上お時間を頂けるようでしたら、頑張った在学生へのねぎらいの言葉を。
更に時間を頂けるようでしたら在学時代の思い出を少しだけ話し、
エールとするのがよいでしょう。
しかしながら、注意も必要です。
偉い人や先輩の武勇伝ほどつまらないものはないことをお忘れなく。
話過ぎると場が白けてしまいます。
同窓会役員としての立場でサラッとお話することが大切です。
文化祭実行委員会の皆様においては、本日に至るまで日々努力を重ねてきたことと存じます。
このように盛大な文化祭を開催できるのも皆様のご尽力のおかげです。
私にとっても文化祭は非常に思い出深く、この伝統を繋いでくださっていることを本当に嬉しく思います。
【終盤・結び】母校にエール!
最後はやはり文化祭の成功と母校の発展を願いましょう。
ここで「母校」と言えるのは、来賓の中でも卒業生である同窓会役員だけ。
堂々と大きな声でお話すれば、きっとこの後のイベントに勢いがつくはずです。
最後になりましたが、この文化祭の成功、母校の発展をご祈念して、私からの挨拶とさせて頂きます。
本日は誠におめでとうございます。
その後、例年私の母校では学長や学生との記念撮影と
お祝い金をお渡しする(むしろこれがメイン。笑)場所が設けられます。
まとめ
いかがでしょうか。
ポイントは3つ!
・感謝やねぎらいの言葉を中心に。
・卒業生ならではの単語(母校・在学時代・伝統…など)でオリジナリティを加える。
・短く、簡潔に。長い話、特に自慢話は絶対NG!
私もスピーチは得意ではありませんが、これらを心掛けることで、文化祭を乗り切ってきました。笑
これからチャレンジされる方の一助となりましたら幸いです。
イトウ
イトウ
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