人は誰しもモテモテになりたいもの。
イトウ
さてさて、前回の続きを書かせていただきます。
実録！同窓会でいじめられっ子がモテモテになった理由とは！？【前編】
・いじめられっ子だったＳ君は当時と変わらぬ風貌であった。
・幹事の提案で皆の近況報告が行われ、そこでＳ君が言ったこととは…
近況報告後の歓談
S君の近況報告。
「僕は今、代表取締役社長をしています。」
学校卒業後、まじめに頑張ったＳ君は独立し、
今では複数の施設を運営する経営者となっていたのでした。
それでは暫しご歓談を！
この幹事さんの掛け声と共に一気に勢力図が変わったのです。
そう、出来上がったのはS君を中心とした輪。
男性陣
「すごいなS！」
男性陣はS君を褒め称える方が多かったような気がします。
社会の大変さを知った旧友達は社長業がいかに大変か分かるのでしょう。
女性陣は当時の関係からか、ストレートな質問が多かったかもしれません。
女性陣
「何をやってる会社？」
そして社名を聞いてスマホで検索。
女性陣
「資本金◯◯円って凄いの？」
その中でも一部の女性達は大谷選手のような豪速球。
一部の女性達
「会社ってもっと大きくなるの？」
そして挙句、
一部の女性達
「私社長夫人になりたいんだけど」
求婚宣言まで飛び出す始末。
冗談とも本気ともつかぬ宣言にＳ君は苦笑いしていましたが、
さすが社長といったところでしょうか。
これら一つ一つの質問に対して、丁寧に答えていました。
ああ。こんなに丁寧な対応ができるから、この若さで経営者として成功しているんだな…。
きっと私以外の方もそう思ったに違いありません。
それくらいどっしりと会話を楽しんでいました。
因みに、後日幹事さんから聞いた話だと、Ｓ君の横を陣取っていた女性が一番のいじめっ子だったようです。
そう。
ここでカウンター、一閃！
いや、君とだけは結婚しないから！
なーんて、ここで痛快TVスカッとジャパン（フジテレビ）なら言うんでしょうが、これは実録。
流行りの嘘松でもヤラセでもありません。
優しいＳ君はいじめっ子だった女性に対しても、楽しそうに会話をしていました。
ただ、周りからは
男性陣
「Ｓ、そいつに騙されるな！」
なんてヤジが飛んでいました。
ただ、いじめっ子だった女性も、当時を思い出してばつが悪くなったのでしょう。
いじめっ子女性
「当時は嫌な思いさせたかも、ごめん！」
冗談は混じってはいましたが、
謝罪の言葉も飛び出し、
和やかな雰囲気のまま会は進んでいったのでした。
裏で見ていて私は少し感動しました。
イトウ
と。
同級生が活躍していれば、それを褒め称え、
昔もし不快な思いをさせてしまったなら、謝罪をする。
中には同窓会に参加したくない方も多くいらっしゃいます。
Ｓ君のように社会で活躍できている方は稀だとも思います。
しかし、それを除いても
昔の関係を思い出すこともできるし、
その関係を修復することもできる。
こんな素晴らしい機会、他にあるでしょうか。
だからこそ私は、
イトウ
と、思うのです。
後日談
幹事さんから聞いた話です。
Ｓ君はその後、結婚しました。
なんとお相手はあのいじめっ子女性！
はい。違います。
ここで奇跡体験！アンビリバボー（フジテレビ）や人生が変わる1分間の深イイ話（日本テレビ）ならこの流れでしょうが、これは実録。
流行りの嘘松でもヤラセでもありません（２度目）。
後日談として書きたいのは、２番目にモテていたのは誰だったか、ということ。
これは間違いなく、発起人の幹事さんです。
細かい部分は全て私にお任せいただきましたが、
一番最初に手をあげ、率先して場を盛り上げていらっしゃいました。
幹事さんも小学生時代はモテるタイプではないと仰っていましたが、
マメに連絡を取り、フォローに回る。
こういった方がモテないはずありません。
聞くと、クラスのマドンナ的存在の方と、後にランチをされたと仰っていました。
イトウ
と、いうことで皆さま。
社長になるのは中々大変ですが、
幹事になるのは今日思い立ったらできますよ！
イトウ
レッツ、同窓会！
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イトウ
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