本日は同窓会幹事の方に対して、参加者を集めるためのお話をしたいと思います。
告知・案内に関しては様々なツールがございます。
いずれも一長一短ございますので、今回は下記の条件で最も合うツールを考えていきます。
イトウ
同窓会開催の概要
参加者数目標:100名
小学校や中学校同期:20代~30代を想定
会費:5000円未満で当日支払い
加えて以下の3点の合計点=集客力と致します。
拡散力:★★★★★
案内を受け取った方が、他の方に知らせることができるか。
営業力:★★★★★
案内を無視することなく、理解してくれるか。
コスト:★★★★★
案内する際に手間や費用がかからないか。
各5点評価の合計15点です。
それでは評価スタート!
手紙での案内
まずはこちら。昔からの集客ツールといえばお手紙ですね。
お名前と住所を卒業生リストより一括でお送りします。
拡散力:★★
案内を受け取った方が、他の方に知らせることができるか。
営業力:★★★★
案内を無視することなく、理解してくれるか。
コスト:★
案内する際に手間や費用がかからないか。
手紙の一番の強みは格調高さです。
発行元を明記することで、公式のものである=安心できるもの+参加した方がよいものと印象付けられますし、学校でも住所録は残されていることが多いです。
一方で、印刷費と郵送費で1通あたり100~200円は覚悟しなければなりません。
ボリュームディスカウントはありますが、加えて業者との打ち合わせや発送名簿の確認など、費用以上に時間を要することも考慮することが必要です。戻りはがきの処理もしないといけないですし…。
1000人以上に発送するなど、
「ここぞ!」という時の大型同窓会や、周年記念パーティーなどに用いるのが良いと思います。
Twitter・facebook・InstagramなどSNSでの案内
同じSNSでも毛色がだいぶ異なりますが、Twitter(ツイッター)もfacebook(フェイスブック)もInstagram(インスタグラム)も今の時代には欠かせないツールです。
拡散力:★★★~★★★★★(facebook=Instagram<<Twitter)
案内を受け取った方が、他の方に知らせることができるか。
営業力:★~★★★(Twitter<Instagram<facebook)
案内を無視することなく、理解してくれるか。
コスト:★★★★★
案内する際に手間や費用がかからないか。
これらのSNSの強みは手軽さと拡散力です。
facebookにはイベントへの招待機能がありますし、TwitterやInstagramでも外部ページへの誘導を簡単に行うことができます。
これらにより案内とともに出席確認も容易です。
拡散力ではTwitterが群を抜いています。
一方でデマ情報も多く流れてきますので、匿名にするのではなく発信元を信頼させることが大切です。
営業力という意味では、実名制のfacebookでしょう。
上記の招待機能もありますし、同窓生であればWEB上でも友達として繋がっている可能性が大です。
Instagramはこの中間といったところでしょうか。
写真がメインのSNSですので、文字ではなく、会場や当時の先生との写真を載せるなど、
気持ちを盛り上げていくのに向いているツールです。女性ユーザーが多いのも特徴です。女子校でしたらより効果を発揮してくれるでしょう。
ただ、これらSNSは世代によって普及率や利用率がまるで異なります。
Twitterは、10代後半~40代前半ば。
facebookは、現在20代後半~50代半ば。
instagramは、10代後半~20代後半ば。
更にはSNS離れは誰にも起きうるので、その時に最適なものを選択していく必要があります。
先ほどの条件だとfacebookが良い気がしますが、日本でのアクティブユーザー数の伸び率には歯止めがかかっている印象も受けます。
いずれも見極めが必要です。
メールでの案内
メールは手紙に代わる手段として、ローコストで案内することができます。
拡散力:★★★
案内を受け取った方が、他の方に知らせることができるか。
営業力:★★★★
案内を無視することなく、理解してくれるか。
コスト:★★★
案内する際に手間や費用がかからないか。
ファイルを添付して送ることもできますし、費用はほとんどかかりません。
メールアドレスを管理していることが前提となりますが、優秀なツールだと言えます。
コストが3/5点なのは、意外に手間がかかることです。
参加者には質問をしてくる方も多く、一通一通お返しするのは大きな負担となります。
参加者の確定にはWEBフォームを用いるなど、できる限り手間を減らす工夫を忘れずに。
LINEでの案内
他のSNSとは分けさせて頂きました。
メールに代わるツールと考えます。
拡散力:★★★★
案内を受け取った方が、他の方に知らせることができるか。
営業力:★★★
案内を無視することなく、理解してくれるか。
コスト:★★★★★
案内する際に手間や費用がかからないか。
LINEにはグループ機能があります。
「○○小学校○年卒業生同期会」
などとタイトルをつければ、そこにメンバーを追加していくことが可能です。
また、友達が友達を呼びますので、アメーバ式に増えていきます。
○○さんが来るなら、といったように人が人を呼びますので、
スタートの時点である程度の人数を確保できていると良いでしょう。
グループの最大人数は500(2018年10月現在)。
上記条件であれば問題なく情報を共有することができます。
老若男女問わず利用率が非常に高いので、100人以下の同窓会ではLINEを中心とした集客が最適かもしれません。
電話&訪問での案内
最後に。直接お願いすることも大切です。
拡散力:★★
案内を受け取った方が、他の方に知らせることができるか。
営業力:★★★★★
案内を無視することなく、理解してくれるか。
コスト:★
案内する際に手間や費用がかからないか。
最後はこれです。
手紙もSNSもメールもLINEもスルーするような方はこれ。
また先生や目上の方をお呼びする際は、直接お願いするのが筋だと思います。
ただ、一人一人への電話や訪問は時間が膨大にかかりますので、
最後の手段、もしくは絶対に来てほしい方に対して使いましょう。
先生や人気者が来るのが決定すると、メジャー(とでも言えばいいのでしょうか)な空気を感じて参加者が増えてきます。
よって最初の手段としてもアリです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際には一つツールに頼るのではなく、これらのツールを組み合わせて、最大の効果を発揮する方法を考えていきます。
また世代や人数、予算によっても最適なものが異なりますので、その同窓会の趣旨をきちんと理解することが大切なのです。
イトウ
イトウ
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